2011年3月7日月曜日

常陸風土記1300年 行方市シンポジウム

3月6日、行方市玉造公民館で「風土記1300年日本源流の祭典事業」創設記念シンポジウムが行われた。基調講演は常陸風土記研究の大御所、志田淳一氏による「風土記と神仙思想」。風土記の世界(1)考古学から見た播磨国風土記・・・櫃本(ひつもと)誠一氏(大手前大学総合文化学部教授・・兵庫県西宮市)。風土記の世界(2)常陸国風土記に学ぶこれからの茨城県・・・千葉隆司氏(かすみがうら市立郷土資料館学芸員)。風土記の世界パネルディスカッション
「風土記1300年、その地域資源としての価値と活用」が行われた。常陸風土記行方郡の項は省略がないとされ、当時の行方郡の風土や自然、産物などが詳しく記されている。行方市は風土記1300年日本源流の祭典事業」として1300年を迎える2013年までの3年間を祭典事業として行方郡(なめがたのこおり)の遺称地などを幅広く紹介するとともに活性化を推進する。
 行方郡の項は現存する梶無川では日本武尊がこの川をすすむとき舟の棹梶(さおかじ)がおれたので梶無川とつけたという。このほか香澄の里や現原の丘、行方の海(霞ヶ浦)、堤賀の里(手賀)など云い尽くせないほど豊富な話題がある。
常陸国風土記行方郡の一部分


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